どうなる、仮想通貨
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仮想通貨で大儲けする人がちょこちょこ出てきているそうです。そのような人は「億り人」なんて呼ばれているとか。
しかしながら、今回のコインチェックの一件、あるいはマウントゴックスの破綻のように、リスクも。それも、普通の人々が想像しているよりも「はるかに大きなリスク」が実はあるのです。
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それでも、そのようなリスクを承知した上で、それでもやりたいと言うのであれば、是非やってみたら良いのだと思います。
そこから学べることもあるでしょう。あるいは、少なくない利益を得ることもあるかもしれません。
ただし「投資」というものの本質に立ち返って、きちんと理解・覚悟しておいた方が良いかもしれません。
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投資というのは基本的に、投資する対象に対して「発展してほしい」「成功して欲しい」ということで、その願いから、お金を「たくすこと」です。
つまり、仮想通貨に対する知識もほとんどなく、「将来、通貨や世界経済がこうなってほしい」という自分なりのビジョンもないのに「投資」をしているのならば、あまり良くないかなと思うのです。
だって、仮想通貨の値が上がらなければ「裏切られた」といって、誰かのせいにしたがるはず。けれど、投資の原則はやっぱり「自己責任」なのです。
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もしも、あなたの手元に、いくらかの余剰資金があるとします。
人によっては数千円かもしれないし、あるいは数十万円、数百万円の人もいるかもしれない。いくらでも良いのですが、例えば、とある仮想通貨を買おうとしたときに、少しでも抵抗があったり「こんな実体のないものにお金払って何になるんだろう?」などの疑問が湧くならば、多分買わない方が良いのだと思います。
これはすべての事物に対しても言えるでしょう。
…ちなみに、自分の人生の中で、最もリターン率が高い投資は、たぶん「本」でした。
私たちの行き詰まりや悩みが、「情報不足」に起因することが、いかに多いことか。
しかしながら「何かを知る」というのは、時に辛い事でもあります。
もう、昨日までの自分と同じでいられないから。知ったことで、周囲と話が合わなくなることもあります。本気の読書は、ある意味では修羅の道なのです…。
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