【読書の秋〜本を読もう!】②失はれる物語/乙一
目次
1.有名なのにノーマークだった乙一
2000年代を代表する作家の1人である乙一さん。
超有名な作家さんであるにもかかわらず、これまでノーマークでした。
世間でこんなに有名なんだから逆に読まなくていいか…みたいな変な反抗心が芽生えてしまいまして^^;
で、このたび、初めて著作を読んでみたのですが、これが非常に面白かったです!
2.失はれる物語
これは短編集で、初版が2003年ですから、デビュー間もない作品集という事ですね。
それで読み進めてみますと、妄想の携帯電話によって見知らぬ人物とつながる話、交通事故により右手以外の感覚を失った男の話、他人の傷を引き受けることができる不思議な少年の話…などなど、とにかく面白い話の目白押しでした。
このような発想は、スティーブンキングや、漫画、ライトノベルなどの影響もあるのかなと感じましたが、しっかりと違和感なく読ませる力量は相当なものだと思います!
3.余談ですが…
乙一さんの親族に、映画監督の押井守さんがいるのには驚きました!
どうやら、押井さんの娘さんとご結婚されているようですね。
小説好きなら読んでいない方の方が少ないかもしれませんが…まだ読んでいない方、そして押井さんのファンの方もぜひチェックしてみて下さい!^^
(自分も、乙一さんの他の著作をいろいろチェックしたいと思います)