30歳からのブログデビュー

アラサー男があなたに贈る現代版「徒然草」(つれづれぐさ)

【虐待増加】自分は優しくなんかなかった、という話

1.

 

平成30年度の児童相談所による児童虐待相談対応件数が過去最多を更新しました。前年度より20%近く増え、159,850件に達したそうです。

 

厚生労働省 平成30年度の児童虐待相談対応件数等を公表」

http://www.orangeribbon.jp/info/npo/2019/08/-30.php

 

少子化なのに件数が増えている…という事は、虐待の認知度や通報が増えているということ。中には勘違いなども含まれると思いますが、これ自体は喜ばしいことだと思います。

 

ただし、子どもは理由なく叫んだり、泣き止まなかったりします。それに対して「通報されるのでは…」と子育てパパ・ママが萎縮する危険性は気がかりですが、ここはなかなか難しいところです。

 

2.

僕らが子供だった頃(30年くらい前)は、今考えると虐待に入るような親の暴力も普通にあったし、教師の体罰もどちらかと言えば容認されているような空気でした。

 

大人からの暴力で、本当に必要(適切)なケースは極めて少ないと思います。個人的な経験もあり、そういったものは世界から一掃されるべきと考えています。

 

3.

そんな自分の理想とは裏腹に、実際に子供を持ってみて「子供を虐待する親の気持ちも分かるなあ…」と思ってしまうことがあります。

 

子どもは理不尽です。

 

今まで静かだったのに、急に泣き叫ぶ。

 

出がけにグズる。

 

……などなど、これもたまには可愛いですが、毎日となると、(そして体調不良だったりすると)たまに怒りが抑えられなくなりそうな時があります。そして、自己嫌悪したり反省したりします。

 

ただ、他のパパ・ママに聞くとみんな同じでした。

 

「夜泣きがひどくて布団に押しつけようかと思った」

「何をやっても泣き続けて気が狂いそうになった」

 

…こんな話はいくらでも出てきます。というか、子どもを持ったことがあるなら、きっとこれが常識でしょう。

 

***

 

でも、子どもに対してイラッとしたり、声を荒げたりしても。

 

子どもに熱が出たりすると「健康ならもうそれだけで望むことはないじゃないか」「イラっとして、本当にゴメン」と心から思います。

 

親として、人間として、未熟だ…と反省し、たまに泣きたくなるときもあります。

 

本当に「親が子どもを成長させるのではなく、子どもが親を成長させる」のは事実だと思います。

 

 …今、苦しんでいるパパ・ママはいらっしゃるでしょうか。でも、その苦しみは、親となった人がみんな味わっていて、あなただけじゃないから安心してと言いたいです。ダメな親なんかではない、と。限界なら、周囲の人でも、専門の機関でもいいので、 我慢せずSOSを発してみてはいかがでしょうか。あるいはブログなどのSNSで苦しみを発するだけも気持ちが整理できるし、反響がきっとあると思います。

 

深刻になりすぎず、ボチボチと、大人の私たちも成長していきましょう。