【観なきゃ損!?】ドラマ『Mr. Robot』が傑作すぎる話
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アマゾンのプライムビデオで配信中のアメリカのドラマ『Mr. Robot』(ミスター・ロボット)にハマっています。
精神的に不安定な主人公のハッカー青年を、映画『ボヘミアン・ラプソディ』で世界的な名声を得たラミ・マレックが演じているのも、要注目です。
(↑ 予告です)
あらすじをウィキペディアから引用します。
エリオット・オルダーソンはニューヨークに住む若者で、サイバーセキュリティ会社『オールセーフ(Allsafe Cybersecurity)』にてセキュリティ・エンジニアとして働いている。社会不安障害を患い、頭の中で想像上の友達に話しかけるなど、上手く人との関わりが持てない反面高度なハッキング技術を持つ彼は、仕事外ではSNSアカウントに入り込んで身近な人間の情報をのぞき見たり、ネット上の犯罪を通報するなどして過ごしていた。ある日の深夜、世界のあらゆる産業を牛耳る複合企業であり、オールセーフ最大のクライアントでもあるEコープ(E Corp)のサーバーが激しい攻撃を受ける。会社に呼び出され、事態の収拾に当たったエリオットはギリギリで被害を食い止めることに成功するも、感染したサーバーから「f・ソサエティ」なる謎の言葉を発見する。その後地下鉄に乗っている時に突然攻撃の犯人らしき謎の男、Mr.Robotから接触を受けたエリオットは、あろうことか先日の攻撃を防いだという腕を買われてハッカーチーム、「f・ソサエティ」へ入るようスカウトされる。彼らの目的はEコープの保有する金融データを破壊することによってありとあらゆる借金、ローンを帳消しにし、かつてない富の再分配を引き起こすことだった。
つまり、大手のサイバーセキュリティー会社にサーバー攻撃が仕掛けられ、主人公のハッカー青年が事態を収拾。しかしながら、その腕を買われてサイバー攻撃を仕掛けたテログループからスカウトされてしまう…という、トンデモ展開から物語が始まります。
その後は、世界規模のサイバーバトルが展開されるストーリーへ。中国、アメリカとの関係を中心に、大企業や別のハッキング集団なども絡み、世界の真実に迫る…というかなり面白い内容です。
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この話の面白いところは、決して荒唐無稽ではなく、現代においては真実味が感じられる部分です。
テクノロジーの発達した現在を俯瞰してみると、それだけで本当にSF的な状況なのだなと言うことがわかります。
ITに詳しくない方も、本作を見たらお手持ちのスマホが怖くなるかもしれませんし、逆にその驚くべき可能性にびっくりしてしまうかもしれません。
エドワード・スノーデンの暴露以降、『Mr. Robot』は「最もリアリティーのある都市伝説・神話の1つ」と言えるかもしれません。
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『Mr. Robot』は、現在Amazon プライムビデオで無料配信されています。
シーズン3からだいぶ経ちましたが、待望の最終章(シーズン4)が配信されましたので、必見です!!
「最近面白いドラマがないなぁ…」という方はぜひチェックしてみて下さい!
「はてなブログでGoogle AdSenseの審査が通らない!」という人は"サーチコンソール登録したら"という話
はてなブログをはじめる方の中は「Googleアドセンスを利用したい」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかしながら、はてなブログでは審査に落ちてしまう例が結構あるようです。
サイトやブログの内容に問題がない場合には「ひたすら審査に出し続ける」しかないようですが、もしもgoogleのサーチコンソールに登録していないようであれば、しておいた方がいいかもしれません。ネット上でも、その方が審査通過の確率が上がるとの意見も少なくないようですね。
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その具体的なやり方ですが、とてもわかりやすいブログ記事を発見したのでご紹介します!
…とりあえず、ここに書いてある通りにすれば、Google側にサイトの存在を認識してもらい、サイトの所有権が登録者にあることを証明できます。おそらく、Googleアドセンスの審査も多少は有利になると考えられます。
審査にずっと落ちている方は、1度試してみてはいかがでしょうか!
【追記】
あと、サイトURLを申請する時に、URLの後に「スラッシュ(/)を付けると合格した」という人がけっこういるみたいです。これも試す価値あり、かもですね、、。
「地方創生ってどうなったの?」という話
「東京一極集中の是正」「地方の人口減少ストップ&地方の活性化」。
そんな目標を掲げて2014年に発表、政府発案・地方主導で実施されてきた「地方創生」ですが、果たしてどのような成果を上げたのでしょうか?
…結論から言って、目に見える成果は出ていないというのが現状のようです。
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東京一極集中の問題については、2018年の段階で前年と比べて9%増の人口移動。
そして総務省が2019年の人口の動きを調査したところ「東京・神奈川・埼玉・千葉の「東京圏」は、転入が転出を14万8783人上回り「転入超過」」となったようです。
そして政府や、銀行、研究所等の分析でも「地方経済は低迷しているし今後もより厳しくなる」とされています。
ちなみに東京という都市の人口は世界トップクラスで、人口集積度に関しては(人だらけの印象がある)インドのデリーやムンバイをしのぐようです。
東京に住んだことがある方なら同じ感想を持つと思いますが「狭い道に歩行者や自転車が多くて歩くことそのものがストレス」です。
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そんな世界的にも稀で、ストレスフルな大都市・東京に、なぜ多くの人々がやってきて、住み着いて、出て行かないのか?
↑ でも指摘されているように、仕事・学校といった生活基盤がすでに東京にあるからであり、そういった人たち向けのマンション・団地・住宅の開発が盛んだからです。
そして(自分たちが住んでいた)地方に魅力や可能性を感じない人々も、それぞれに何かを求め東京へやってきて、生活をはじめます。
それで出会いがあって結婚して子供が生まれて…ということになりますが、そのときはもう仕事があるので生活の場を容易に移せない。東京なんて、待機児童でかなり大変なのに…。
いや、もしかするとこのタイミングで地元に帰る選択肢も浮かぶかもしれませんが、地元と東京を比較した上で「東京の方がマシ」と判断する人はかなり多そうです。
これは、結婚していない東京で夢を追う若者、東京で働く多くの独身の方々などにも共通しそうですね。
ちなみに「東京一極集中の動向と要因について」という資料の「東京圏への移動理由についての考え」の章に、地方から東京へ出てきた人々の理由が書かれていて興味深いです。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/meeting/senryaku_kensyou/h31-1-28-shiryou4.pdf
東京に出てきた理由の半分が「進学や就職」が理由です。そして注目すべきが27%以上が「志望する学校・企業を選んだところ、結果的に東京圏で進学・就職することになった」というもの。…実質的に80%近くの理由が「進学や就職」となります。
地方にも立派な大学や企業はたくさん存在します。それにもかかわらず日本全国多くの方々が「東京(の大学や企業)」に高いステータスを感じ、理想とする環境がある(あるいはマシな環境がある)と考えていることがわかります。
このような意識を変えることは、おそらく容易ではありません。
国としては、東京圏への転入転出のバランスを2024年度までに均衡させたいようですが… 。現状だとかなり難しそうです。
【レビュー】iPhone 11は快適だけどムリに買うことはない、という話
数世代前のiPhoneを使っていたので、動作が遅く、不都合も多数出てきました。なんだかカメラの画質も悪くなってきたし…。
そこでiPhone 11を買いました。
自分の独断と偏見でレビューしてみますので、買うか迷っている方はぜひご参考になさってください。
まず、メリットから!
①カラーバリエーションが豊富!
iphone11のカラーバリエーションは、ホワイト、ブラック、グリーン、イエロー、パープル、レッドの6色。よりポップなイメージを打ち出している気がしますね。ちなみにこれまで定番だったシルバーが無いので、シルバー好きの方にはマイナスかも。
②映像がきれい!
自分はiphone11でPrime Videoを見るのですが、常に最低画質を選択しています。それにも関わらず…ものすごく映像がきれいです。
③超広角&広角カメラが標準搭載!
自分はiphone11proでは無いので望遠カメラが搭載されていませんが、超広角カメラが搭載されているだけでもかなりありがたいです。映像にかなり奥行きが出ますね…。
④ナイトモード(夜景モード)がすごい!
露出時間を調整しつつ夜の風景などが写せるので、旅行先とかではかなり便利なはず。まだちゃんと試した事は無いですが、今度フル活用してみたいです!
⑤バッテリーがすごく長持ち!
自分がスマホゲームを立ち上げたまま音楽を聴く…などと言うことをしているのですが、それでも丸一日余裕で電池が持ちます。まだ買ったばかりなので特にバッテリーの持ちが良いという可能性はありますが…これはちょっと驚きました。
……こんな感じでいいところがたくさんあるiphone11ですが、残念なことに5Gには対応していません。その意味では「iPhone 11は快適だけどムリに買うことはない」というのが自分の結論です!
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ちなみになんですが、iphone11を購入される方は携帯キャリアではなくて、本体を直接購入した方がかなり安いことも多いです。
iPhoneをお使いの方は「現在使っているSIMカードを抜いて、iphone11に挿す」だけで使えます。(*あまり古いiPhoneをお使いの方だとできないようです)トータルな携帯料金を抑えたい方は、ぜひ検討してみても良さそうですね。
「お帰り、寅さん」の話
『男はつらいよ お帰り 寅さん』を観てきました。
寅さんといえば、山田洋次監督と渥美清さんの代表作にして、国民的映画作品の1つと言えます。
しかしながら、渥美清さんが1996年にお亡くなりになってしまったことで、1997年公開の『第49作 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』を最後に新作公開されていませんでした。
…というか事実上これが寅さんのラストだと思っていたので、まさか令和になって寅さんの新作が観られるなんて感激でした。
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さて本作のテイストは何と言うか「大人の寅さん」という感じでした。
それは、吉岡秀隆さん演じる満男くんが、当時の"おじさん(寅さん)"と同じかそれ以上の年齢となっており、泉ちゃんや桜、博、あけみさん、リリー…などが、皆相応の歳を重ねているからです。
そして、お団子屋さんだった「くるまや」はなんとカフェ(!)に生まれ変わり、それぞれが、それぞれの人生を歩んでいる…という。…なんでしょう、「時代には逆らえない」というちょっと悲しい事実の中にも、それでも、ポジティブな雰囲気が感じ取れて、良かったです。感傷だけでなく、前向きな映画だと感じました。
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本作の構造は、これまでの男はつらいよ作品の映像がふんだんにコラージュされており、総集編的な側面もあります。
ただし、話の"キモ"になっているのは、あくまでも満男。全く新しい物語として、「男はつらいよ」を初めて見た方でも、きっと不思議な感動が体験できるのではないかなと思います。
ちなみに山田監督は東京国際映画祭記者会見において「不思議なことに寅さんだけは年を取らない。そういう意味では、みんなにとっての寅さんは、マリリン・モンロ-やチャ-ルズ・チャップリンみたいなものかもしれない」と語っています。
本作において、寅さんの生死は名言されていません。
劇中、満男の妻の7回忌の法事に、寅さんは現れませんでした。
ただし(自分が見た限りでは)仏壇に寅さんの写真はありませんでした。
寅さんの不在が、かえって寅さんを際立たせる。
思えば、この映画は初めからそうでした。
自分としては、公式サイトのCASTの一番上に、渥美清さんが掲載されており、それがグッときました。
……少なくとも、「男はつらいよ」ファンならばきっと観て損はないはず。ぜひ、スクリーンで、どうぞ。
映画『パラサイト』って総合映画だよね、という話
映画『パラサイト 半地下の家族』を観ました。
ポン・ジュノ監督の作品ですが、『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』『母なる証明』などが有名で、日本でも人気がありますよね。
監督は、韓国国内で「文化芸術界のブラックリスト」に入れられていたこともあるためか、どの作品にも政治や社会に対するメッセージを感じ取ることができます。
実は本作は、韓国映画としては初となるカンヌのパルムドール(最高賞)ほか、アカデミー賞の6部門にもノミネートされたわけですが、その理由も納得です。
なぜなら本作は、非常に高い次元で実現された「総合映画」だからです。
本作はホームコメディー、災害もの、ラブストーリー、泥棒もの、ミステリー、ホラー、政治映画、前衛芸術作品…など、あらゆるジャンルの要素がありながら、話の筋を無理なく追うことができ、エンターテイメント作品に昇華されています。…それを目指した作品は多いですが、ここまでその目的に大成功している映画もなかなかないと言えるでしょう。
また、邪推ですが、同じくカンヌでパルムドールを受賞した日本映画『万引き家族』の影響もあるのかな…と、本作を見ていて感じました。
実際に下記インタビューでも『万引き家族』に触れている部分があります。
こんな傑作を作ってしまって、一体次にどんな作品を作ってくれるのか…今から期待せずにはいられません。
【虐待増加】自分は優しくなんかなかった、という話
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平成30年度の児童相談所による児童虐待相談対応件数が過去最多を更新しました。前年度より20%近く増え、159,850件に達したそうです。
http://www.orangeribbon.jp/info/npo/2019/08/-30.php
少子化なのに件数が増えている…という事は、虐待の認知度や通報が増えているということ。中には勘違いなども含まれると思いますが、これ自体は喜ばしいことだと思います。
ただし、子どもは理由なく叫んだり、泣き止まなかったりします。それに対して「通報されるのでは…」と子育てパパ・ママが萎縮する危険性は気がかりですが、ここはなかなか難しいところです。
2.
僕らが子供だった頃(30年くらい前)は、今考えると虐待に入るような親の暴力も普通にあったし、教師の体罰もどちらかと言えば容認されているような空気でした。
大人からの暴力で、本当に必要(適切)なケースは極めて少ないと思います。個人的な経験もあり、そういったものは世界から一掃されるべきと考えています。
3.
そんな自分の理想とは裏腹に、実際に子供を持ってみて「子供を虐待する親の気持ちも分かるなあ…」と思ってしまうことがあります。
子どもは理不尽です。
今まで静かだったのに、急に泣き叫ぶ。
出がけにグズる。
……などなど、これもたまには可愛いですが、毎日となると、(そして体調不良だったりすると)たまに怒りが抑えられなくなりそうな時があります。そして、自己嫌悪したり反省したりします。
ただ、他のパパ・ママに聞くとみんな同じでした。
「夜泣きがひどくて布団に押しつけようかと思った」
「何をやっても泣き続けて気が狂いそうになった」
…こんな話はいくらでも出てきます。というか、子どもを持ったことがあるなら、きっとこれが常識でしょう。
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でも、子どもに対してイラッとしたり、声を荒げたりしても。
子どもに熱が出たりすると「健康ならもうそれだけで望むことはないじゃないか」「イラっとして、本当にゴメン」と心から思います。
親として、人間として、未熟だ…と反省し、たまに泣きたくなるときもあります。
本当に「親が子どもを成長させるのではなく、子どもが親を成長させる」のは事実だと思います。
…今、苦しんでいるパパ・ママはいらっしゃるでしょうか。でも、その苦しみは、親となった人がみんな味わっていて、あなただけじゃないから安心してと言いたいです。ダメな親なんかではない、と。限界なら、周囲の人でも、専門の機関でもいいので、 我慢せずSOSを発してみてはいかがでしょうか。あるいはブログなどのSNSで苦しみを発するだけも気持ちが整理できるし、反響がきっとあると思います。
深刻になりすぎず、ボチボチと、大人の私たちも成長していきましょう。