30歳からのブログデビュー

アラサー男があなたに贈る現代版「徒然草」(つれづれぐさ)

短歌デビュー! の話

1.

 

最近、短歌がちょっと流行っているようです。

 

自分はと言うと、俵万智さんの『サラダ記念日』すら読んでいません…。

サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

 

 

しかし斉藤斎藤さんの斬新な短歌は素直に面白いと思いましたし、穂村弘さんも時の人ですよね。

 

あと、これはちょっとヘビーでしたが「スゴいものを読んだ…」と感じました。ある、死刑囚の歌集です。 作家・辺見庸さんの尽力により出版に至ったと聞いています。

棺一基 大道寺将司全句集

棺一基 大道寺将司全句集

 

 

 

自分は小説家を目指した時期がありますが、やはり「何かを創りたい」という創作意欲が旺盛でもてあましております(笑)

 

現在、小説は書いていませんが、一応物書きとして生計を立てている身です。「仕事で文章を書いているんだから、創作欲も消えるだろう」と思っていたんですが、やっぱり消えないものですね…。これはちょっと面白い発見でした。「甘いものは別腹」…みたいな感じでしょうか(?)

 

そして「創作欲」を比較的手軽に満たす手段として、短歌を作ろう、と思ったのです。

 

2.

 

そんなわけで、本日からこのブログ『30歳からのブログデビュー』は、歌ブログになります!笑

 

…と言っても、普通の文章としてのブログは書きます。

それとは別に、印象に残った場面や心情を「切り取る」ように、1つの象徴というか、氷山の一角として、短歌を掲げるようなつもりです。

 

では、さっそく…

 

3

 

横断歩道 渡りし姉弟 手を引いて


お辞儀する姉 秋の国道

 

…今日、車でビーチに向かい国道を走っていました。信号待ちで、横断歩道の前を止まっていると、中学生の女の子と、ランドセルを背負った小学校3年生くらいの男の子が手を繋いで渡っていました。たぶん姉弟でしょう。

 

驚いたのは次の場面です。

 

横断歩道を渡り終えると、お姉さんがくるりと道路側を振り返って、両車線の車に頭を下げて「礼」をしたのです。

 

「おお、すごい…」

 

と、車中で思わず、1人つぶやいてしまいました。

よく小学校だと「手を挙げて横断歩道を渡りなさい」と教えられますが、お姉さんも中学校でそんなふうに教えられたのでしょうか? それともご両親の躾け? あるいは自発的に?

 

いずれにしてもこんな場面に出会ったことが無かったので、驚きました。同時に、すごく素敵な気分になりました。弟くんは良いお姉さんを持って幸せですね。

 

4.

 

月明かり 夜の浜辺を照らすから


満点の星 灯台も応える

 

…すごく幻想的で素敵な光景なのですが、自分が滞在中の南の島では日常のようです。

 

これだけ美しい海や、ビーチ、夜空、岬が日常というのはどんな気分なのか。

 

1ヶ月半近く過ごしてみて分かったのは「自然に抱かれているような感じ」でしょうか…。そういう不思議な安心感は、なんとなく常に感じられるような気がします。

 

 

5.

 

稚拙な歌ですが、精進したいと思います…。