北海道のサービスは悪いのか?
1.
結論からいうと「旅行で来た他県の方などに悪い印象を与えることも少なくないのでは?」と思うところも。
実際に、ネットで調べても「北海道のサービス(接客)はひどい」との意見を持つ人が一定数いるようでした。
ただ、だから「北海道の人=悪い人」というのは短絡でしょう。たぶん、誤解されている部分も多いと思うので、もったいないと思います。
例えば。今回なじみになった某喫茶店での出来事。
自分の隣のお客さん(サラリーマン風)のスパゲティの中に、ウインナーが入っていなかったようで、マスターが怒られていました笑 マスターとは色々話しましたが「こんなに素敵な喫茶店のマスターはそうそういない」というような人なんです。本当はその場で擁護したいくらいでしたが笑 残念ながら、このサラリーマン風のお客さんは、イヤな印象を抱くことになったでしょう。
それから。お店にいくと「ちょっと無愛想かな?」という店員さんも実際にいます。はじめはけっこう塩対応。だけど一言、二言話すと、ぜんぜん違う表情を見せてくれたりします。かなりしっかりした敬語が出たりして、こっちが恐縮しちゃうこともあったり。
思うに、北海道の人はけっこう緊張しやすかったり、初対面の人が苦手だったり、不器用、あるいはツンデレ気質なのではないか? しかもそこに、気持ちのおおらかさも加わり、それによってトータルだと「接客がいい加減!」というふうに見えることがあるのではないか、とも思います。
2
でも「北海道」とひとくくりにするのも難しいとは思いますね。それは「関東の人はさ…」「関西の人ってさ…」とひとくくりにしているのと一緒です。
北海道は広いです。今回、色々行きましたが、地域ごとの特色もかなり感じました。
思うに観光地よりは、特に栄えていない普通のホームタウンとかのほうが、良いサービス(自然体?)だったりします。……ただ、とても大切なことですが、究極的には、人は、1人1人違うのだとは思います。
(今回の旅で、中国や韓国の人をものすごく嫌うおじさんに遭いましたが「人が、1人1人違うこと」を忘れた典型かもしれません。こういう人が増えると、国が右傾化したり、戦争に動いたり…と言ったことになるのかもしれません)
3
さらに、最近思うのですが、私たちはちょっと接客に対して理想を抱きすぎかもしれません。あるいは、ハードルを上げすぎてしまっている。良いサービスを受けても、別にチップをあげるわけでもないし。
日本では「サービス」は「当然のもの」と思われていますが(スマイル0円!)、世界基準ではやっぱり有料のものなんだと思います。某マク○ナルドも、そのうちスマイルを値上げするかもしれません。
せめて、「サービス=当然のもの」ではなく「サービス=ありがたいもの」と意識を変えるだけでも、サービスする側のモチベーションが変わってくるかもしれないと思う、今日この頃です。
「北海道&東日本パス」を知っていますか?
「北海道〜東北〜関東にかけて、1週間旅します」というと「贅沢だねー」「お金いくらかかるの?」などの反応が多い。…でも、実はかなり安いです。
鉄道である目的地から目的地まで、一直線に向かう場合には、問題ない。
しかし、気に入った駅で下車したり、乗り換えの時にちょっと駅周辺を散策したり…といったことをすると、料金がどんどん高額になっていく。本当は「途中下車」が楽しいのに…。
そんな悩みを解決してくれるのが「北海道&東日本パス」だ。
「北海道&東日本パス」はその名の通り、北海道から東日本にまたがる普通列車が乗り放題のパスである。
通常、普通列車(鈍行)と聞くと敬遠する人が多いけれど「1日の乗車時間は4〜5時間まで」などと決めておけば、観光も問題なくできるし、車窓も満喫できる。途中下車もし放題。(毎日この切符を使わず、2日程度は温泉宿で骨休めをしても、充分元は取れます)
7日間(1週間)有効なので、北海道から関東まで、余裕を持って向かうことができるのだ。
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さらに、魅力なのはその値段。このパスは10,850円と格安です。
1週間使えるとして1日あたりの費用は、たったの1,550円。
これだったら、1週間分の宿代を足してもかなり安い。お金のある人ならば、あえてこのパスで旅行して、宿や食事で贅沢するのも良いのではないだろうか。
(ちなみに北海道旅行する人には、特急が乗り放題の「北海道フリーパス」がおすすめです)
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旅で使うべきは「お金」というよりも、1番は「知恵」かもしれません。
その意味で「北海道&東日本パス」を上手に使った旅は、魅力的。知恵を使った方が、旅はリーズナブルで、楽しい気がします。ひょっとしたら、人生も同じかもしれませんね。
最近のニュースで思ったこと、の話
最近のニュースで思ったこと、その雑感をメモしておこうと思う。
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・豊田議員の暴言
多分驚くべきことではなくて、一定数の議員は、秘書に対して暴言を吐いたり、暴力を振ったりしているという。あるニュース番組で「議員を選ぶときに、秘書の勤続年数をみたら良いのではないか」と言っていたが、これはかなり的を得ている。10年、20年続く秘書がいるような議員は、かなり人格者の可能性が高い。…政治家としての実力・手腕はまた別だけど。
・小林麻央さんの死去
若すぎる、とは思う一方で、一般人の一生と比べても濃密な人生が全うできたのではないかと思う。ご冥福を祈りたい。
・バニラエアの車椅子男性への搭乗拒否
「障害のある人が、自力でタラップを這い上がる」というのは、ビジュアル的に"許せない"という感情を持つ人が多いことだろう。第一報に接して、自分もそう思った。
しかし、当事者の車いす男性が必要な事前連絡をしなかったという点には、首をひねらざるを得ない。「健常者は事前連絡いらないだろ!」「差別だ!」とはいうが、それは、どうだろう? 健常者だって、必要に応じてレストランやホテルの予約(事前連絡)をする。して欲しいサービス(オプション)は事前に伝える。突然行って満室でも「なんで利用できないんだ!」「利用する権利を侵している!」などというのはナンセンスだ。先方にもしかるべき準備が必要な事情が分からないのは、健常者・障害者に限らず、想像力が欠けている。むしろ「障害者/お客様の自分のほうが強いのだ」と考えているならば、それはもう根本的なことが分かっていないと言わざるを得ない。本当は、サービスを提供する側のほうが強いのだ。これを忘れてはならない。
(でも、航空会社も「格安」を言い訳にせず、必要な体勢・設備を整えなければならないだろう)
・稲田朋美防衛相の失言
……たぶん、この人はいい人なんだろうな、と思う。豊田議員よりも精神的には安定している印象だが、一国の防衛大臣としての資質は、やはり問われてしまうだろう。
【行くぜ東北】いよいよチェックアウト
連日の移動に疲れ果てて、今日はホテルの部屋でダラダラ。
北海道フリーパスの期限が明日までなので、ホテルも明日チェックアウトすることにした。
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帰りは、鈍行を乗り継いで帰ろうと思う。しかし、1日で関東入りするのは現実的に大変だし、そこまで急いで帰る用事もない。したがって、少し東北を満喫して帰るようなプランを考えている。
本当は乳頭温泉(秋田)に行きたいけれど…。今回はちょっと難しいだろうな。でも、次回以降、東北を堪能する旅がしたいと思う。もう、秋にでもいきたいなあ、早く。
***
あと、当然のことながら、今回北海道の全てを周れたわけではありません。
稚内、網走に行けていないし、当然冬の北海道の景色を見たわけでもない。名所に全て行けたわけでもなく、グルメの全てを堪能したわけでもありません。でもだからこそ、また足を運びたくなるのでしょう。1度では満足しきれないほど、魅力にあふれた土地でした。
ありがとう、北海道。
行くぜ、東北。
【北海道】俺はいま…大地に試されているっ…
かつて、道庁の「北海道イメージアップ・キャンペーン」において「試される大地」というキャッチコピーが採用された。
何やら意味深だが、実際のところ道民的にもよく意味が分からない人が少なくなく、「これどうなの?」と感じた人もいるという。
それでまあ、実際のところ自分は今、北海道という大地に試されている気がしてならない。
「北海道フリーパスで電車乗り放題だ!」と喜んでいたが、往復500kmを越える連日の移動、1度に3〜4時間の乗車も珍しくなく、2時間程度の移動時間ならば「なんだ早いじゃん」と思うようになってしまった次第。完全に感覚がおかしくなっている。
北海道という巨大な大地に時間・距離感覚を拡張されているような感じだ。
「ふふふ…耐えられるかな?」
電車に揺られて、ひたすら広がる緑や海、空を眺めていると、大地からのささやき(?)が聞こえてくるようだ。
「北海道はでっかいどう」は、ギャグではなく、事実であった。
ps.
でも、北海道フリーパスでの「電車をフル活用した旅」なんて、年齢を重ねたらできないかも、と思った。今以上に体力が落ちた状態では、まず無理。たまたま散歩好きが高じて、ここ4年間ほど定期的に15km(3時間)程度歩いていたことが幸いだった。
現地で散々歩いて(電車に遅れそうな時は走って)、電車に長時間揺られて、始発に乗るために早朝に起きて……みたいなことは、40歳以降では難しいのではないだろうか。(あと、ちょっとしたトラブルですぐに腹を立てる人とかも向いていないかも)
でも、もし体力に自信があって、自然が好きで、旅好きだったら。
北の大地に、あえて試されてみるのも良いのでは?、と思う。
For西原理恵子さん、の話
1.
漫画『毎日かあさん』の連載が終わるという。
子育てするお母さんを中心に絶大な人気があり「救われた」という想いを抱く人が多いようだ。
今日の「NHKニュース おはよう日本」に西原さんが寄せたメッセージでは
「お母さんたちは疲れている。優先順位ベスト3を決めて、あとはゴミの日に捨てちゃって」とのこと。
身近に見てきた例だと自分の母親、あるいは祖母の昔の感じを話を聞くくらいしかサンプルがないのだけれど「母親というのは、すごくちゃんとしていて、ちょっとマジメすぎるくらい、真面目なんだな」というふうに思う。
どうも「0か100か」という潔癖なところがあって、自分を追い詰めすぎてしまうようだ。自分の母親もやっと50歳をすぎて、肩の力を抜けるようになったかな、という感じだ。(それでも「部屋の片付け」に異様にこだわっている時はあるが…)
自分はいま、仕事で育児関係に少し携わっているのだけれど、そこで初めて「産後うつのこと」や、想像以上に「育児で大変な想いをしていること」を知った。いま、子育てで大変な想いをしている人ならば1度、『毎日かあさん』を読む価値があるかと思う。
西原理恵子さんそのものは、ちょっとぶっ飛んでいて、好き嫌いはあるだろう。
しかし、1人の「先輩ママ」の視点としては、確実に鋭く、得がたいものがある。
「食事なんか出来合・店屋物でいい。家の中なんて、汚くていい。家事なんかしなくていい。成長が早い子どもの、今しかない瞬間を、一緒に楽しんで」
この言葉で救われるママたちがどれほどいるだろうか、と思う。
- 作者: 西原 理恵子
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↑ ちなみに自分は前にこの本を読んで、とても感心しました。
自分は西原さんほど苦労していないけれど、同じフリーランスとして、共感できるところもあり…。
***
西原理恵子さんは、漫画家としては、突出した技術・ストーリーテリングの能力を持っているわけでは、たぶんない。
けれど、 技術や才能を持った多くの漫画書きよりも、多くの人から共感を得ている。それに内容も面白い。…これは間違いなく才能だ。
そういえば。知り合いで漫画家を目指していた人がいたけれど、いま、どうしているのだろう? 自分よりも7〜8歳くらい年上で、某有名大を出た人だが、漫画家にはなれたんだろうか?
2.
話題は変わるが、昨晩21日の夜、東海道・山陽新幹線の京都駅と新神戸駅の間で停電が起きて、最大5時間の列車の足止めが起きたそうだ。
人災・天災にかかわらず、電車が足止めになるケースは年に何回かあるようだ。
安全の問題、電車を動かせないのは仕方ないとして「何時間も閉じ込められるような状況」を作り出してしまうのは問題ではないか。
例えば、新幹線ならまだいいかもしれないが、普通列車の場合「何時間もトイレに行けない」と言うような事態が発生しかねない。「あと数駅だから、ガマンしよう」と考えていた人が事故に出くわしたら、どうなるのか。いかなる理由があっても、人権侵害ではないか。
同様に、何時間も車内で待たせているのに「食べ物や飲み物が全く出ない」というのも問題ではないか。このような事態を想定し、緊急用の飲料水・非常食くらいは用意しておいたらどうか。少なくとも、新幹線の料金は決して安くないので、何時間も待たせる(閉じ込める)のであれば、それぐらいのサービスは、あってしかるべきではなかろうか。
ただ、現状そのようになっていないことを考えると「電車に乗るときは、おやつと500mlペットボトルくらいは持って乗る」ことが安全と言えるだろう。
3.
さて、北海道滞在が残りあと1週間となりました。早いなあ…。
事前に天気予報を見て、本日の道内がほぼ雨であることを知っていたので、明日金曜からの「北海道フリーパス」を購入しました。
北海道フリーパスは1週間使えるので、使い倒して、北海道滞在がほぼ終わり、ということになるでしょう。
すでにいろいろ行きましたが(吹上温泉は特に衝撃的だった笑)、明日からの1週間はまさに、遠出・遠足という感じですね。やはり、より広大な自然、あるいは海を見て、現地の美味しいものを食べるのが楽しみです。
問題は、その後なんですよね…。
7月前後より、北海道から東北に移動して、と考えているのですが、宿の手配などがまったくできていません笑
せっかくなので、あまり新幹線は使わず帰ろうと思っていますが、鈍行で1日にどれくらい移動できるのか。途中下車すると、1日でどこまで行けるのか、なども分かりません。なんとか今日中に計画を立てなければ…。