1日4時間労働と、9月から離島に長期滞在する話
1.
最近は1日4時間の労働時間を守っている。
ここ1〜2週間ほどやってみての感想だが、全く問題なくやれるというか、むしろ生産性が上がっているように感じる。
仕事がないときはどうするか?
…それが大きな問題となるが「退屈は創造の友」とも言うように、何をしたいか少しずつ考える時間&余裕も出てきた。
やはり、時間的な余裕は、まともに生きる上で必須だ。
少し調子が戻ってきたような感じもする。
2.
ところで9月から、日本を転々とする旅を始める。
第一弾として,まずは南の離島で2ヶ月ほど暮らすことにした。
その後は冬の北海道に行ってみたいが、それは現地(離島)で決めたいと思う。
現在はインターネットが発達しているので、買い物や、航空券の予約、宿の手配、その他もろもろのリサーチ、仕事…などすべてのことができてしまう。
リュックサックの中にオフィスを丸ごと詰め込むような形なので、全く凄い時代になったなぁと感じている。
こんな働き方ができる時代に生まれて、ある意味で幸福かもしれない。
場所にとらわれない。
そんな働き方が、そして生き方が可能だ。
3.
こうなってくると、もはや定住は必要ないのかもしれない。
少なくとも、このような生き方が、仕事やキャリアのブランクにならずに済む。
考えると、定住には金がかかる。
ごく小規模な1人暮らしで、家賃を3万円程度に抑えても、水道光熱費もろもろがかかるし、家具も揃えないといけない。
しかも「はじめて1人暮らしした!」というような人以外、特にわくわく感もない。
自分は常々思っているのだけれど、1人暮らしほどムダなものはない。
多くの人は「自由」を買っているつもりだろうが、それにしてはどう考えても高すぎる。そして一見「自分だけの自由な空間の購入」は、長い視点で見れば「不自由さに自らを追い込んでいる」とも言える。
1人暮らしにかかる「月10万円の生活費」を、実家で過ごしたら…。
年に120万円貯めることができる。無駄遣いしても80〜100万円は余裕で貯まる。
そんな生活を5年続けたら。
400万円〜600万円も貯めることができる。
想像力さえあれば、この金額に、どれだけの可能性が秘められていることか。
……ごく最近まで「1人暮らし」は世界的に見ても、かなり珍しいことだった。
海外でも、実家暮らしが当たり前の国も多い。
半ば強迫観念のように、合理的な理由も無く「1人暮らし」を志向するのは日本くらいかもしれない。
「1人暮らしをしないと1人前じゃない」
…そんなのは幻想だ。
それなら、目標や夢に向かって、実家暮らしでお金を貯めたり、経済的な庇護の元でコツコツ勉強などしている人のほうが、よっぽど「1人前」ではないか。
……私たちが無条件に肯定している「常識」には、根拠や合理性のない嘘が多い。
なぜか?
ある時代には正しかったことが、現在では古くなり、正しくなくなっていることも多いからだ。
例えば、テクノロジーや通信網の発達は、10年〜20年前の「私たちの常識」を木っ端微塵にしようとしている。
時代のスピードが速いので、常に頭をアップデートしておきたい。
それは、単なる流行廃りではなく、私たちの生き方を根底から揺るがす情報だからだ。