30歳からのブログデビュー

アラサー男があなたに贈る現代版「徒然草」(つれづれぐさ)

疲れているときに美味しい「ガラナ」の魅力

北海道限定の飲食物は数多くあるが、その1つが「ガラナ」だ。

 

キリン 北海道ガラナ 500ml×24本

キリン 北海道ガラナ 500ml×24本

 

 

普通のコカコーラだと、おなかいっぱいになった後では全く飲めたものではないのだけれど、ガラナだと飲める。

 

それに、連日数百kmの移動でかなり疲労しているのだけれど、そういう時に飲むガラナは本当に美味しい。 アマゾン川流域で採れる、ガラナという植物の実が使われているのだが、これには「疲労回復効果」もあるらしい。…そのためだろうか? 不思議だ。

  

***

 

あと、セイコーマートの「メロンソフト」が最強に美味しい。

 

実家の近所に、セイコーマートができてくれないだろうか?切に願う。

 

www.seicomart.co.jp

For西原理恵子さん、の話

1.

 

漫画『毎日かあさん』の連載が終わるという。

 

よりぬき毎日かあさん

よりぬき毎日かあさん

 

 

子育てするお母さんを中心に絶大な人気があり「救われた」という想いを抱く人が多いようだ。

 

今日の「NHKニュース おはよう日本」に西原さんが寄せたメッセージでは

「お母さんたちは疲れている。優先順位ベスト3を決めて、あとはゴミの日に捨てちゃって」とのこと。

 

身近に見てきた例だと自分の母親、あるいは祖母の昔の感じを話を聞くくらいしかサンプルがないのだけれど「母親というのは、すごくちゃんとしていて、ちょっとマジメすぎるくらい、真面目なんだな」というふうに思う。

 

どうも「0か100か」という潔癖なところがあって、自分を追い詰めすぎてしまうようだ。自分の母親もやっと50歳をすぎて、肩の力を抜けるようになったかな、という感じだ。(それでも「部屋の片付け」に異様にこだわっている時はあるが…)

 

自分はいま、仕事で育児関係に少し携わっているのだけれど、そこで初めて「産後うつのこと」や、想像以上に「育児で大変な想いをしていること」を知った。いま、子育てで大変な想いをしている人ならば1度、毎日かあさん』を読む価値があるかと思う。

 

西原理恵子さんそのものは、ちょっとぶっ飛んでいて、好き嫌いはあるだろう。

しかし、1人の「先輩ママ」の視点としては、確実に鋭く、得がたいものがある。

 

「食事なんか出来合・店屋物でいい。家の中なんて、汚くていい。家事なんかしなくていい。成長が早い子どもの、今しかない瞬間を、一緒に楽しんで」

 

この言葉で救われるママたちがどれほどいるだろうか、と思う。

 

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

 

 ↑ ちなみに自分は前にこの本を読んで、とても感心しました。

自分は西原さんほど苦労していないけれど、同じフリーランスとして、共感できるところもあり…。

 

***

 

西原理恵子さんは、漫画家としては、突出した技術・ストーリーテリングの能力を持っているわけでは、たぶんない。

 

けれど、 技術や才能を持った多くの漫画書きよりも、多くの人から共感を得ている。それに内容も面白い。…これは間違いなく才能だ。

 

そういえば。知り合いで漫画家を目指していた人がいたけれど、いま、どうしているのだろう? 自分よりも7〜8歳くらい年上で、某有名大を出た人だが、漫画家にはなれたんだろうか? 

 

 

2.

 

話題は変わるが、昨晩21日の夜、東海道・山陽新幹線の京都駅と新神戸駅の間で停電が起きて、最大5時間の列車の足止めが起きたそうだ。

 

人災・天災にかかわらず、電車が足止めになるケースは年に何回かあるようだ。

 

安全の問題、電車を動かせないのは仕方ないとして「何時間も閉じ込められるような状況」を作り出してしまうのは問題ではないか。

 

例えば、新幹線ならまだいいかもしれないが、普通列車の場合「何時間もトイレに行けない」と言うような事態が発生しかねない。「あと数駅だから、ガマンしよう」と考えていた人が事故に出くわしたら、どうなるのか。いかなる理由があっても、人権侵害ではないか。

 

同様に、何時間も車内で待たせているのに「食べ物や飲み物が全く出ない」というのも問題ではないか。このような事態を想定し、緊急用の飲料水・非常食くらいは用意しておいたらどうか。少なくとも、新幹線の料金は決して安くないので、何時間も待たせる(閉じ込める)のであれば、それぐらいのサービスは、あってしかるべきではなかろうか。

 

ただ、現状そのようになっていないことを考えると「電車に乗るときは、おやつと500mlペットボトルくらいは持って乗る」ことが安全と言えるだろう。

 

 

3.

 

さて、北海道滞在が残りあと1週間となりました。早いなあ…。

 

事前に天気予報を見て、本日の道内がほぼ雨であることを知っていたので、明日金曜からの「北海道フリーパス」を購入しました。

 

北海道フリーパスは1週間使えるので、使い倒して、北海道滞在がほぼ終わり、ということになるでしょう。

 

すでにいろいろ行きましたが(吹上温泉は特に衝撃的だった笑)、明日からの1週間はまさに、遠出・遠足という感じですね。やはり、より広大な自然、あるいは海を見て、現地の美味しいものを食べるのが楽しみです。

 

問題は、その後なんですよね…。

 

7月前後より、北海道から東北に移動して、と考えているのですが、宿の手配などがまったくできていません笑

 

せっかくなので、あまり新幹線は使わず帰ろうと思っていますが、鈍行で1日にどれくらい移動できるのか。途中下車すると、1日でどこまで行けるのか、なども分かりません。なんとか今日中に計画を立てなければ…。

秋元康にクスっ、な話

1.

古本屋で100円〜300円くらいの浪費をするのが好きだ。

 

100円コーナーに行って、めぼしい本を見る。

すると「あ、コレ読みたかったんだ」「これ、どんな内容なんだろう?」など、気になる本が1〜3冊くらいは見つかる。それを買って、喫茶店なり、電車なり、夜布団の中でなり、広げてみる。

 

すると1つか2つくらいは印象に残る話題があって、自分としてはそれで「儲けもの」という感じなのだ。

 

今日買った本の中の1冊『君に読んで欲しかった。』秋元康さんの本。

君に読んで欲しかった。 (集英社文庫)

君に読んで欲しかった。 (集英社文庫)

 

 

この人のエッセイはなかなか面白くて、たまに読むことがある。というか、美空ひばりの「川の流れのように」の作詞をはじめ、おニャン子クラブやAKBのプロデュース、Jホラーブームに乗って『着信アリ』の原作など、ブームと、かなりの経済効果を創り出す、その発想には、素直に尊敬の念を抱く。……秋元さんには、結構興味がある。

 

『君に読んで欲しかった。』には、別にそういう話題は載っていないけれど、クスっ、と笑えるエピソードがあった。

 

これは、世の中にいる「うまいことを言う人」について話題。秋元さんの知人の4歳の甥っ子が「荷物を持ってきて」といわれた時の返しだ。

 

(ふと淋しそうに遠くを見つめながら)

「僕は子供だから、力もないし、お金もないし、何のとりえもないんだ」

 

この知人も思わず笑ったというが、自分も某ファーストフードチェーンでこのページを目にして、ハンバーガーを吹き出しそうになってしまった。

 

2.

自分は思うのだけれど、本というのは、支払った値段に対しては「かなり良い投資対象の1つ」と言えるかと思う。

事実、自分の今の訳の分からない生き方が維持できている理由の何割かも「様々な本から得た知識(「情報」「印象」と言った方が良いかも知れない)があったから」と、ほぼ確信をもって言うことができる。

 

一体、この約30年の人生で何冊の本を読んだのか。

いちいち数えてはいないけれど、(かなりいい加減だけど、たぶん)1,000冊は越えている。1,000冊の中には4コマ漫画もあるが、『カラマーゾフの兄弟』のような文芸書とか『アンチ・オイディプス 資本主義と分裂症』のような哲学書なんかも入っている。太宰治村上春樹の小説は99%、その関連書籍(評論など)もまとまった量を、村上龍の小説は70%…といったように、1人の作家に絞ってがっつり読む読み方も結構している。それから新書も好きで、結構読む。ジャンルとしては、経済や科学(化学)が多いかな?(そういえば、大学の卒論の参考書籍が50冊越えてて驚いたな…。たかが文学分野なのに。ちなみに映画も学生時代に集中して見たので1,000本は越えているだろうな…)

 

3.

さて、今日はこれから映画を見る予定です。

 

映画館へいく途中にお気に入りのレストランがあるのですが、あまりお腹が減っていないんだよなあ。(映画を見終わる頃には閉店してしまうし…)

 

まあ、軽めに食べておくのも良いかもしれませんね。

 

***

 

それで、明日か明後日からはとうとう、より広範に北海道をまわります。

宗谷岬、帯広のばんえい競馬(人生初競馬の予定)、登別(温泉!)などに行きたいと思っています。

 

いやあ、北海道の牛乳かチョコレートみたいに濃厚な1ヶ月を過ごしています。

家族や親戚におみやげを送りまくっているのですが「もう送らなくていい」と言われました(笑)やれやれ。

「報道特集」を見た感想、の話

1.

テレビ番組の「報道特集」を見た。2つの話題が印象的だった。

 

1つめは「共謀罪」(テロ等準備罪)の成立。

スノーデン氏は、共謀罪の成立で「911以降のアメリカと同じ状況になっている」と言う。"同じ状況"とは、最新デジタル機器を駆使した、膨大かつ大規模な情報収集のことだ。市民からの密告?それもゼロではないが、そんな甘っちょろい方法ではない。一昔前ではSFに過ぎなかったことが、テクノロジーの発達で可能となっているのだ。日本は米国側から「え*っ*く*す*き*ー*す*こ*あ」(*を抜いてお読みください)のシステム提供を受けているということで、おそらく、これを駆使した大規模な情報収集が国内ではじまるのではないか、と危惧する。つまり、共謀罪成立はそのスタートラインになったのではないかと…。

 

とりあえず、この映画を1度は見ることをおすすめします。 

 

 

2つめは、軽井沢の、国際色豊かな高校「ISAK」のこと。

 

isak.jp

 

リーダーの育成ほか、世界という広い視点からのソリューション・イノベーションを志向しているような印象だった。実は、国内の名だたる企業からの寄付・協賛もあるようだ。

 

確かに、金はかかる。

 

でも、こういう学校が増えて欲しい、と心から思った。

 

 

2.

さてさて、今日はちょっと引きこもりモードです笑

 

連日、電車で何時間も移動したり、歩き回ったり……というので体がクタクタです。(ちなみに、週明けに「北海道フリーパス」を購入予定なので、さらにクタクタになることが予想されます…)服の試着をするとき、鏡に映った自分を見て驚いたのですが、ふくらはぎがボコッ、と膨れあがり、かなり逞しくなっていました。

 

そんなわけで(?)今日は仕事をしたり、テレビを見たりしているわけです。

気が向いたらゆっくり湯船にも入ろうかなあ。

たまにはお部屋でゆっくり過ごすのもいいですね。

 

幸い、今日のテレビは面白そうなものが揃っています。

もう、"だらけモード"でコンビニやお店にも行きたくないので、出前を取りました笑

 

あと少しで来ちゃうから、よし、それまでは仕事をがんばることにしよう。

ホームレスの横に座ったり、服を買ったりした話

1.

昨晩は雨が降っておりました。

 

それで道を歩いていると、ちょうど雨がよけられる場所がありまして、そこで2人ほどのホームレスの方々が寝袋やビニールシートにくるまって眠っていました。

 

……自分はふと、近くの自販機で水を買って、彼らの横に座りました。

 

そして、水を飲みながら、道行く人を眺めました。

 

たぶんホームレスの方々も、自分が横に来たことに気づいていないし、道行く人もホームレス(と自分)になんか見向きもせずに、家やお店など、目的の場所に向かって歩いています。

 

そして「この、ホームレスの人たちにも、生みの親がいて、あるいは友達、昔の職場の同僚がいて、もしかすると恋人、奥さん、子供(ひょっとしたら孫)がいたかも」と思いました。

 

彼らはなぜ、まだ冷え込む北海道の繁華街の、外れの夜、路上で眠らなければならなかったのか。彼らはどのような道(人生)を辿ってここへ来たのか。

 

……そんなことにふと、想いを巡らせてしまいました。 

 

近いけれど、触れ合うことのない2つの人生。

 

昨日は『無縁社会』という本を読みましたが「彼らと自分(たち)の間にあると思っている溝は、案外なくて、ちょっとした手違いが2~3起これば、あるいは将来、ここにいるのは自分かもしれない」と、考えてしまいました。

 

家族や兄弟が先に死んだり、奥さんと死別・離婚したり……など、現実にはどんなことだって起こりえます。

 

その場にいたのは、ごく10分間程度でしたが、なんとも不思議な時間でした。

 

***

 

……ちなみにホリエモン堀江貴文さん)は、すごく鋭い指摘をしています。

 

「思い通りにいかないのではない。その状況が心地よいから、現状維持を(無意識にでも)選んでいるのである」、と。

 

まあ、それからさらに言えば「ホームレス=悲惨」みたいなステレオタイプな見方も、正しくはないんですよね。雨の日・お昼は図書館で本を読み、夜は仲間と酒盛り、数日に1度は銭湯にいきつつ、電源なども確保しつつ、案外楽しく暮らしている。……こんなホームレスの方々もいますから。

 

ただ、本当にありとあらゆるものと縁が切れてしまい、ホームレスになってしまった人というのは、大丈夫なんでしょうか。どこかで聞いた話では「支援を拒否するホームレスの方」がいるのだそうです。度を超えて、人間関係が不得意なのかもしれませんが…。うーん。

 

 

2.

上記の話とまったく脈絡がないのですが、今日は服を買いました。

 

実は今回の旅に持ってきた服はごく少なく、同じような服装で出歩くのがイヤになったのです。着回しも、限界あるし……。

 

で、けっこう良い買い物ができたのではないかな、と思います。

 

昨晩はホームレスの方々の横、今日はアパレルショップ。まったく、北海道の旅ではいろいろなことが起き、シチュエーションや風景があります。振れ幅が大きすぎて、話のネタ(経験?)がかなり増えてしまっている感じです。

現地の図書館で読んだ本、の話

1

今日は、図書館で本を読んでいます。雨なので…

本当は仕事を進めないといけないのですが、なんだか今日は本が読みたい気分です笑

 

なお、具体的に読んだ本は……

 

『それでも三月は、また』

→311を題材にしたアンソロジー。谷川俊太郎重松清小川洋子川上弘美多和田葉子…などの作品やコラムが読めました。中でも村上龍さんのコラムが良かったな。かつて『希望の国エクソダス』という小説で「この国には何でもあるが希望だけがない」というようなことを言っていたけれど、311には逆に『何もなくなってしまったが希望だけがある』という状態(を信じたい)と書いていて、少し感慨深い気持ちになりました。

 

『〈旭山動物園〉革命』

「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト (角川oneテーマ21)

「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト (角川oneテーマ21)

 

 →旭山動物園の園長が書いた本。90年代に来園者数が激減し、閉園もささやかれたところからの逆転は何を持って可能だったのか。…立地、動物のめずらしさ、など、他の動物園と比較しても強みがなかったこの動物園を蘇えらせたものは、"お客様に聞いてみる"というマーケティングと、定例勉強会に代表される"気づき"の交換。そして、それに基づいたある種の「コンセプト」だったということですね。……しかしながら「自治体の財政が悪化したときに、その影響が最も出やすい場所が動物園・水族館である」との旨が書かれていて「なるほどなあ」と思いました。この旅で、もう1度、旭山動物園に行ってみたいですね。(フリーパスを買ってしまったので汗)

 

『葬式は、要らない』

葬式は、要らない

葬式は、要らない

 

 →オウム関連でも著作がある宗教学者の本。日本の葬儀費用は、他国と比較してベラボーに高額であるのだそうです。でも、多くの場合は「仕方ないか」と諦めてしまう。自分も、仕事で冠婚葬祭関連の広告に携わったことがありますが、なるほど、確かに「戒名」とか「墓石」とか「お布施」とか、いちいち高いんですよね……。現在は「直葬」(*火葬場直行でセレモニーなし)も増えているそうですが、これもうなずけます。でもなんか、生まれるときもわりにあっさり生まれて、死ぬときもリーズナブル&コンパクトにみたいになると、なんかちょっと虚しくなる気もしますね…。

 

下でご紹介する『無縁社会』も、ある意味で「弔い」の問題をはらんでいますが、確かに、セレモニーの外枠なんかどうでもいいと思います。問題は、その死を本気で悲しんでくれたり、あるいは思い出を懐かしんでくれる人の存在ではないでしょうか。自分が死ぬときに、そういう人が1人もいない人生……これは、キツいですね…。

 

『魅惑の夜感鉄道』

魅惑の夜感鉄道 (Klasse books)

魅惑の夜感鉄道 (Klasse books)

 

 →写真集。何気なく手に取ったらとても良い感じの写真があったので拝見。確かに、夜の列車って、いいものです。通り過ぎる街々では、夕食やだんらん、それに眠りの世界に人々はいるわけですが、そういった無数の人生・ドラマの脇を電車が通り過ぎるわけです。夜の駅、ホーム。これも素敵です。ところで、今回の北海道の旅は、列車の良さを味わう旅にもなりました。

 

無縁社会

無縁社会 (文春文庫)

無縁社会 (文春文庫)

 

 →なんていうか、ちょっと夢中で読んでしまったのがこの本。NHKが「無縁社会」なんていう言葉を作りだし、いたずらに(無自覚な部分で)危機感・不安感をあおっている側面もゼロではないと思うけれど…。しかしながら「無縁死=行旅死亡人」ときちんと定義されており、調査によって無縁死の人数が全国に32,000人もいることを突き止めた功績は決して小さくないと思う。

 

背景にはもちろん、現代につながる「核家族化」、さらには「孤住化」があるかと思う。そして、地方産業の縮小ほか、都市集中なども背景にある。"無縁死予備軍"の候補の1つのモデルケースとしては、何らかの原因(借金、連帯保証人、倒産、失業など)により地元からの「移動」を余儀なくされ、不安定で流動的なレーンの上に生活基盤を立てざるを得ない。そんな人。そのような過程で、これまで持っていた「縁」(コミュニティとのつながり)が少しずつ、しかし確実に分断されるという事態がおこる。「縁」(コミュニティとのつながり)を分断するものは、物理的な「距離」だけでなく「時間」(そういえば故郷にもう○○年帰ってないな…など)も大きなファクターとなっている。

 

そして、何よりも「遺骨の引き取り手がない」ということが、無縁死(無縁仏)を無縁死たらしめていると言える。

 

まず「未婚であること」が1つの危険。次は「パートナーの死別や離婚」。そして「長生き(高齢化)」…この辺が無縁死の入り口ということですね。たぶん今の30歳より上は、いわゆる「ロスジェネ世代」と呼ばれる感じだと思いますが、なんとなく、恋愛ベタ?だったり、結婚をあきらめる(あるいは第1候補ではない)という価値観の人が多い気もします。かくいう自分もそうでしたが…この本を読んで、結構真剣に「少し早めに結婚考えたほうがいいのでは?」とも思いました。

 

……とにかく、ものすごーく、怖いお話でした。ちょっと真剣に、これからの人生、というか人付き合いとかのことを考えなきゃ、と感じます。

 

『ヤクザと原発 福島第一潜入記』 

ヤクザと原発 福島第一潜入記 (文春文庫)

ヤクザと原発 福島第一潜入記 (文春文庫)

 

 →これもすごく衝撃的だった…。というか「原発問題」ほか「地方創生」とか、そういうことを考える上で根幹に触れる問題へ、ある種クリティカルな回答を与えているように思えた。

 

原発が都市部から離れた田舎に建設されるのは、万が一の事故の際、被害を最小限にとどめるためだけではない。地縁・血縁でがっちりと結ばれた村社会なら、情報を隠蔽するのが容易である。建設場所は、村八分が効力を発揮する田舎でなければならないのだ。(P236)

 

…そして「上の会社・国」と「住民・地元企業」の仲介役となるのが、そういった方々というわけだ。

 

「田舎はクリーン」「のどか」。そんなイメージは間違っていないけれど、別な角度から見れば、また違った田舎が見える。

 

2

話は変わりますが、いま、とあるちょっと有名な喫茶店にいます。

 

お客さんは自分ひとり。

 

雨だれの庭を眺めながら、コーヒーを頂いています。

(おいしいけど、やっぱり、富良野の某喫茶店には勝てませんね…。温度なのか?まったく角がなく、ものすごくまろやか、とでも表現したらいいんでしょうか?)

 

閉店までもう少し時間があるのでゆっくりできます。

 

本当は仕事をしようと思っていましたが、もう、やる気になりません笑

 

はあ、いいや。ここを出てから夕飯&仕事にしよう。

明日は何をする?

北海道巡りは案外順調です。

 

ただ「明日も元気いっぱい、色々行ってみたい!」…とはいかず。やはり年ですから泣

 

それに仕事も2日程度は、集中してやらないといけない感じなので…。

 

仕方ありません。

 

明日から2日程度は「休戦」にしましょう。

 

実は、日にち的には、明日でやっと半分なのですね。素敵な「後半戦」に備えて、仕事&休息を……。