30歳からのブログデビュー

アラサー男があなたに贈る現代版「徒然草」(つれづれぐさ)

【旅人が教える】その街が栄えているかどうかの見分け方

その街が栄えているのか、あるいはそうでは無いのか。

 

これはその街に住む人、あるいはその街を訪れた人たちなど”個々人の主観的な問題”である。

 

例えば、沖縄の某離島では「某牛丼チェーンがない」ということがとても象徴的に話題に上るケースもある。あるいは、沖縄の某離島ではわりとつい最近まで「ケンタッキーフライドチキン」が存在しなかったことも、その土地に住む人にとっては「ちょっと気になること」ではあったようだ。

少し前までの「鳥取県にとってのスターバックス」も同様の例だ。

 

このように、特定のお店の有無(コンビニエンスストアや全国的なチェーン店など)は「その街が栄えているのか」の1つの基準になっていることには、疑いの余地がないと思う。

 

 

さて。

 

「その町が栄えているのか、あるいはそうでは無いのか」の話題は、”秘密のケンミンショー”的な、1つのトリビア的知識、あるいは他の地域をバカにする材料として、頻繁に話される。

 

しかし、旅人の視点で言わせていただければ「単なる興味本位の情報」ではない。

 

「その街が栄えているのか、あるいはそうでは無いのか」は、時に旅人の命も左右しかねない問題なのである。

 

 

例えば、ある土地にふらりと旅に行く。すでに終電は行ってしまった。

 

「どこかで夜が明かせれば良い」と思う。

贅沢は言わない。

 

薄汚れた安宿でもいいから、雨風がしのげて一風呂浴びれれば……

 

ただし”栄えていない土地”では、メインの駅前であっても、宿の数が限られている。

そして突然「泊めてくれ」と言っても、全滅の危険が高い。

(そもそも、チェックインの時間を過ぎていたり、客を迎える用意ができていなかったり……など、宿側の事情があるので責めることができない。あるいは、本当に客室が少なく、既にいっぱいと言うケースがほとんどだと思うが)

 

「ラブホや素泊まり旅館くらいあるだろ」と思うかもしれない。

 

……甘い。

 

土地によっては(少なくとも徒歩圏内には)一軒もない。

 

 

じゃあ、どこかのお店で夜を明かそう。

 

しかし”栄えていない土地”のお店はとても早く終わる。某居酒屋チェーンのように朝方まで開いているお店などない。というか、コンビニも無かったりする。

 

 

じゃあ、もう、駅舎で一晩を過ごそう!!

 

……駅舎もクローズド。

 

さっきまで駅前にいた、タクシーも、いつの間にか1台もいなくなってしまった。

そして、人ひとりの姿も見えない。

 

………こんなことが、冬場に起こったときのことを想像してほしい。

 

 

「その街が栄えているのか、あるいはそうでは無いのか」は、自分にとって「夕方〜夜に突然行った時に、とりあえず一晩過ごせる場所が容易に見つかるか」が基準となっている。

 

だから

・「漫画喫茶」の有無

・24時間営業のお店の有無

 

を確認する。

 

 

しかも、これらは「日本中に支店がある有名チェーン」でなければならない。

個人店などは、気まぐれにお店を休んでいたり、あるいはとっくの昔に閉店している(ネットの情報が古い)、などと言うことがあるのでものすごくリスキーなのだ。そもそも、常連さんが占領しているようなお店だと入りにくいし…。

 

一方、全国チェーンであればHPから店舗検索することで、そのお店が「確実に○○時までやっている」ということがわかる。(ただ、実際に行ってみたら稀に「改装中」みたいなことがあるので絶対ではないのだが)

 

 

つまり「漫画喫茶」「24時間営業のお店」などがメイン駅周辺(徒歩圏内)に1つも存在していない時、その土地を「栄えていない」と形容している。もちろん、その土地を誹謗中傷しているわけではなく、生存に必要な情報として便宜的にそう呼ばせていただいているだけだ。

 

 

……ただ、慎重な旅人はそもそも、初めて旅する土地の季節に「野宿したら死ぬかもしれない季節」を選ばないのだけど。