30歳からのブログデビュー

アラサー男があなたに贈る現代版「徒然草」(つれづれぐさ)

かなりとりとめのない話

1

 

陛下がお気持ちを述べられ、イチローが偉大なる記録を達成した。

 

もう、夏は本番。

 

しかし、うかうかしていると、あっという間に秋が来て、冬が来て、1年が終わってしまう。

 

仕事の忙しさで、3年ほどそういう時間を過ごした。

 

2

 

酒が嫌いかもしれない。

 

…自分は酒があんまり好きではないのかも。

 

ということに数日前気付いた。

 

 

思い出すと、酒を飲んで気持ちよくなったことがあまりない。

 

気持ちよくなったとしても、気持ち悪さやだるさが先行してしまって、あんまり良い結果をもたらさない。

 

タバコは止められないがぶっちゃけ、酒はなくても生きていけるのかなという気がしている。


日本のサラリーマンたち。…日本のお父さんたちは、飲みたくない酒を飲んで、必死に仕事をしているのだ。そう考えると、それは、なんてかわいそうなのだ、と思う。

 

数日前、とある飲み会に参加して、思い知った。
そんなかわいそうな人達を、間近に見たのだった。

 

その日は、歩いて帰路についた。

 

バスも電車もなくなってしまい、タクシーで帰る方法もあったのだが、なんだか歩いて帰りたい気分なので、8キロメートル、2時間程度を歩いた。

 

もう二度と、一生、こんな飲みには参加しない、と心に誓った。

 

ちょっと変わった飲み会だったのだが、それを主催していたのは、父親だった。それで余計に、腹立たしいというか、悲しいというか…。

 

大変申し訳ないが、父親に対する哀れみのような感情が湧いてきて、複雑な気持ちになった。

 

3

 

非属の才能 (光文社新書)

非属の才能 (光文社新書)

 

 

今、こんな本を読んでいる。

 

トータルではなかなか面白い。

 

こういうのを読むと、ちょっと中2な気持ちになる。

実際に、昔のことをいろいろ思い出した。

 

とにかく、何かと苦労した。

結構大変で、なんとか生き抜いてきた、というかサバイブしてきたという印象だ。

 

イヤな30年間だったとは言わない。

 

イヤなこともあったが、楽しいこともあった。

とにかく、いろいろあった。

 

葛藤をこじらせて大変な時期もあったけれど、結局その根底にあったのは(たぶん今もあるのは)「属しきれない」という感覚かもしれない。もちろん、それを保留して、うまくやることもできるようになったけど…。

 

 

不思議だけど、30歳になって、やっと「0」になった感じがする。

 

フラットになったというか、わだかまりもないというか。

 

そうすると自分の人生は「マイナス」からはじまっていたのか?

 

たぶん、イエスだ。

 

でもたぶん、今の日本だと、人生がマイナスから始まる人のほうが多いのではないか。そんな気がする。

 

しかしそれは、金の有無じゃない。

金がないからマイナスとか、そういうことではない。

 

「周囲から理解されない」「辛いけど助けて貰えない」…。

そういう環境かどうかという話だ。

 

でもこれは、体験者の主観であって、周囲の人の目には「ごく普通の子」「ごく普通の家族」に映っていたりする。

 

4.

 

人生が(たぶん)マイナスからはじまって良かったのは、簡単に何かを信用しなくなったことだ。

 

ブランドとか、一流大学、一流企業とか、年収○○万円とか。

「今イヤな目に遭えば、将来幸せになれる」とか。

 

大人は嘘をつく。

なぜなら、多くの大人は、本当は何も知らないのだ。

あるいは、自分を狡猾なやり手か何かと勘違いして、巧みに誘導しようとするのだ。

自分が大人になって、そのことがよく分かった。

 

もちろん子供よりも「知恵」はある。

単純に経験値が少し高くて、ちょっとだけ社会を知っているからだ。

けれど、その子に秘められた才能とか、信じられないほどの想像力を、場合によってはキャッチできないこともある。

 

「何かを知っている人」は、年齢に関係なく、それを知っている。

子供はたぶん、大人が邪魔しなければ「それ」を持ち続けることができる。

自分としては「教育を掲げる大人は、多くの場合、子供の害にしかならない」と思っている。

 

教育現場が崩壊しているのは、そもそも「大人が子供を教育する」というモデルが幻想で、不可能だからだ。

 

自分は、親戚の子供と話す機会が多いが、正直「子供から教えられる」ということが圧倒的に多い。子供のほうが、詩的で、新鮮な世界に住んでいるし、実にいろいろなことに気づいている。もしも、子供を単に世間知らずで、何にも分かっていないと思っている大人がいるなら、その人はたぶん親失格だし、教師失格だ。

 

 

ふう。寝よう。