30歳からのブログデビュー

アラサー男があなたに贈る現代版「徒然草」(つれづれぐさ)

30歳からのお片付け入門

1.

 

部屋が汚い。

 

その理由は大きく3つ。

 

①興味の対象が広い

②本が好き

③実益にならないことはあまりしない

 

①については、趣味の多さ、とでもいうべきか。楽器、アンプ、電子機器などが幅を取っている。……それから、CD、MD。もはや過去の遺物と言えるが、デジタル配信されていないレアな盤もあり、なかなか処理できない。…ぜんぶMP3にしたいけれど、どれだけ時間がかかるのだろう。でも、CD、MDも処理の時期に来ている気がする。

 

②について。本は、本当に幅を取りますよね。読書家の方は分かって下さるはず。近年はkindleでも全然問題ないけれど、やはり、珍しい古書などは売れず。また、古本屋で惰性で買っている本も多数。…どんなに名著・良書と言われていても、本棚に収まったまま1~2年読んでいないということは、やっぱり縁がなかったということなのかも。あるいは"まだ読む時期ではなかった"とか。……そういう本って、いつか読むかもしれないけれど、やっぱり現時点では処分したほうが良い気がする。

 

③について。部屋の片付けって一銭にもならないので、いまいちモチベーションが上がらなかったのです。しかし、30歳を迎えて、やはり一大決心で、部屋を片付けようと決めました。

 

その動機の1つが「旅」です。

 

旅に持って行ける荷物は、極端に限られます。フリーランスの自分は、PC、wifiルータースマホ、財布が必須。というか、突き詰めれば、たぶんこれ以外に必要なものはないのです。(実は多くの人がそうかも)

 

旅を重ねることで、自分に必要な最小単位を知ることができたので、部屋の雑多な物を切り捨てる上での恐怖心が相当和らいだ、ということがあります。

 

自分で言うのもなんですが、部屋が汚いのは、世の中の「片付けられない人々」とは異なると思います。自分の生活の最小単位を知っているので、逆に自分の部屋に無関心だったと思っています。

 

いずれにしても、部屋をかたづける絶好の機会が訪れた気がします。

 

 

2.

 

部屋をかたづける上でのポイントとなる品物。自分の部屋では「タンス」と「本(本棚)」です。

 

まず、タンスは安物で、なおかつ古い物なので処分。これだけでも、部屋の圧迫感がだいぶなくなります。

 

次。本については、貴重な古書・専門書以外は売るなり捨てるなりでいいか、と思います。「読みたい本を残す」と考えていると、片づきません。だって、そもそも、読みたいからこそ買った本ばかりなのですから。

 

3.

 

近年は、片付けを「断捨離」等と呼び、精神的なものやライフスタイルに結びつけたり、イベント化している印象です。

 

ただ、ある程度「片付けがライフスタイルやその人の哲学にもつながっている」というのは、当たっている気がします。

 

今回の北海道の旅で、自分は軽装で行ったつもりが、荷物がとても重かった。それで、リュックの中の全てを常に持ち歩く必要があったのか、というと決してそんなことはなかったと思います。

結局自分は、(比喩的な意味でも、現実の意味でも)こういう重い荷物を常に持ち歩いていたんだ、と気づいたのです。考えれば、小学生の頃のランドセルも、中学生以降のリュックも、常に重かった気がします。整理をできないということは、重い荷物を背負わなければならないことなのだ、と気づきました。

 

 

4.

 

これまで、コールマンのリュックを使用していました。

 

今後はそれすらも排し、トートバック1つで行動しようと思っています。そこで選んだのが、Porterのトート。

 

 

 

容量はコールマンのリュックの半分以下、もしかすると1/3以下かもしれません。今後の旅はこれで行くことに決めました。海外ならいざ知らず、国内ならこれで充分だし、充分でなくてはならない、と考えています。

 

それぐらい身軽な方が、気分がいいし、身軽な自分のほうが好きなような気がします。

 

……このような1つの象徴的な決意(?)として、自分は部屋を片づけようと思います。