For西原理恵子さん、の話
1.
漫画『毎日かあさん』の連載が終わるという。
子育てするお母さんを中心に絶大な人気があり「救われた」という想いを抱く人が多いようだ。
今日の「NHKニュース おはよう日本」に西原さんが寄せたメッセージでは
「お母さんたちは疲れている。優先順位ベスト3を決めて、あとはゴミの日に捨てちゃって」とのこと。
身近に見てきた例だと自分の母親、あるいは祖母の昔の感じを話を聞くくらいしかサンプルがないのだけれど「母親というのは、すごくちゃんとしていて、ちょっとマジメすぎるくらい、真面目なんだな」というふうに思う。
どうも「0か100か」という潔癖なところがあって、自分を追い詰めすぎてしまうようだ。自分の母親もやっと50歳をすぎて、肩の力を抜けるようになったかな、という感じだ。(それでも「部屋の片付け」に異様にこだわっている時はあるが…)
自分はいま、仕事で育児関係に少し携わっているのだけれど、そこで初めて「産後うつのこと」や、想像以上に「育児で大変な想いをしていること」を知った。いま、子育てで大変な想いをしている人ならば1度、『毎日かあさん』を読む価値があるかと思う。
西原理恵子さんそのものは、ちょっとぶっ飛んでいて、好き嫌いはあるだろう。
しかし、1人の「先輩ママ」の視点としては、確実に鋭く、得がたいものがある。
「食事なんか出来合・店屋物でいい。家の中なんて、汚くていい。家事なんかしなくていい。成長が早い子どもの、今しかない瞬間を、一緒に楽しんで」
この言葉で救われるママたちがどれほどいるだろうか、と思う。
- 作者: 西原 理恵子
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/06/23
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↑ ちなみに自分は前にこの本を読んで、とても感心しました。
自分は西原さんほど苦労していないけれど、同じフリーランスとして、共感できるところもあり…。
***
西原理恵子さんは、漫画家としては、突出した技術・ストーリーテリングの能力を持っているわけでは、たぶんない。
けれど、 技術や才能を持った多くの漫画書きよりも、多くの人から共感を得ている。それに内容も面白い。…これは間違いなく才能だ。
そういえば。知り合いで漫画家を目指していた人がいたけれど、いま、どうしているのだろう? 自分よりも7〜8歳くらい年上で、某有名大を出た人だが、漫画家にはなれたんだろうか?
2.
話題は変わるが、昨晩21日の夜、東海道・山陽新幹線の京都駅と新神戸駅の間で停電が起きて、最大5時間の列車の足止めが起きたそうだ。
人災・天災にかかわらず、電車が足止めになるケースは年に何回かあるようだ。
安全の問題、電車を動かせないのは仕方ないとして「何時間も閉じ込められるような状況」を作り出してしまうのは問題ではないか。
例えば、新幹線ならまだいいかもしれないが、普通列車の場合「何時間もトイレに行けない」と言うような事態が発生しかねない。「あと数駅だから、ガマンしよう」と考えていた人が事故に出くわしたら、どうなるのか。いかなる理由があっても、人権侵害ではないか。
同様に、何時間も車内で待たせているのに「食べ物や飲み物が全く出ない」というのも問題ではないか。このような事態を想定し、緊急用の飲料水・非常食くらいは用意しておいたらどうか。少なくとも、新幹線の料金は決して安くないので、何時間も待たせる(閉じ込める)のであれば、それぐらいのサービスは、あってしかるべきではなかろうか。
ただ、現状そのようになっていないことを考えると「電車に乗るときは、おやつと500mlペットボトルくらいは持って乗る」ことが安全と言えるだろう。
3.
さて、北海道滞在が残りあと1週間となりました。早いなあ…。
事前に天気予報を見て、本日の道内がほぼ雨であることを知っていたので、明日金曜からの「北海道フリーパス」を購入しました。
北海道フリーパスは1週間使えるので、使い倒して、北海道滞在がほぼ終わり、ということになるでしょう。
すでにいろいろ行きましたが(吹上温泉は特に衝撃的だった笑)、明日からの1週間はまさに、遠出・遠足という感じですね。やはり、より広大な自然、あるいは海を見て、現地の美味しいものを食べるのが楽しみです。
問題は、その後なんですよね…。
7月前後より、北海道から東北に移動して、と考えているのですが、宿の手配などがまったくできていません笑
せっかくなので、あまり新幹線は使わず帰ろうと思っていますが、鈍行で1日にどれくらい移動できるのか。途中下車すると、1日でどこまで行けるのか、なども分かりません。なんとか今日中に計画を立てなければ…。