30歳からのブログデビュー

アラサー男があなたに贈る現代版「徒然草」(つれづれぐさ)

ホームレスの横に座ったり、服を買ったりした話

1.

昨晩は雨が降っておりました。

 

それで道を歩いていると、ちょうど雨がよけられる場所がありまして、そこで2人ほどのホームレスの方々が寝袋やビニールシートにくるまって眠っていました。

 

……自分はふと、近くの自販機で水を買って、彼らの横に座りました。

 

そして、水を飲みながら、道行く人を眺めました。

 

たぶんホームレスの方々も、自分が横に来たことに気づいていないし、道行く人もホームレス(と自分)になんか見向きもせずに、家やお店など、目的の場所に向かって歩いています。

 

そして「この、ホームレスの人たちにも、生みの親がいて、あるいは友達、昔の職場の同僚がいて、もしかすると恋人、奥さん、子供(ひょっとしたら孫)がいたかも」と思いました。

 

彼らはなぜ、まだ冷え込む北海道の繁華街の、外れの夜、路上で眠らなければならなかったのか。彼らはどのような道(人生)を辿ってここへ来たのか。

 

……そんなことにふと、想いを巡らせてしまいました。 

 

近いけれど、触れ合うことのない2つの人生。

 

昨日は『無縁社会』という本を読みましたが「彼らと自分(たち)の間にあると思っている溝は、案外なくて、ちょっとした手違いが2~3起これば、あるいは将来、ここにいるのは自分かもしれない」と、考えてしまいました。

 

家族や兄弟が先に死んだり、奥さんと死別・離婚したり……など、現実にはどんなことだって起こりえます。

 

その場にいたのは、ごく10分間程度でしたが、なんとも不思議な時間でした。

 

***

 

……ちなみにホリエモン堀江貴文さん)は、すごく鋭い指摘をしています。

 

「思い通りにいかないのではない。その状況が心地よいから、現状維持を(無意識にでも)選んでいるのである」、と。

 

まあ、それからさらに言えば「ホームレス=悲惨」みたいなステレオタイプな見方も、正しくはないんですよね。雨の日・お昼は図書館で本を読み、夜は仲間と酒盛り、数日に1度は銭湯にいきつつ、電源なども確保しつつ、案外楽しく暮らしている。……こんなホームレスの方々もいますから。

 

ただ、本当にありとあらゆるものと縁が切れてしまい、ホームレスになってしまった人というのは、大丈夫なんでしょうか。どこかで聞いた話では「支援を拒否するホームレスの方」がいるのだそうです。度を超えて、人間関係が不得意なのかもしれませんが…。うーん。

 

 

2.

上記の話とまったく脈絡がないのですが、今日は服を買いました。

 

実は今回の旅に持ってきた服はごく少なく、同じような服装で出歩くのがイヤになったのです。着回しも、限界あるし……。

 

で、けっこう良い買い物ができたのではないかな、と思います。

 

昨晩はホームレスの方々の横、今日はアパレルショップ。まったく、北海道の旅ではいろいろなことが起き、シチュエーションや風景があります。振れ幅が大きすぎて、話のネタ(経験?)がかなり増えてしまっている感じです。