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30歳からのブログデビュー

アラサー男があなたに贈る現代版「徒然草」(つれづれぐさ)

日本の自殺者数は本当は10万人を超えているかもという話

1.

 

ネットサーフィンでたまたまこの話題を目にして、衝撃を覚えた。

 

matome.naver.jp

 

 現在の日本の自殺者数は3万人程度と言われている。

しかし多くの方が指摘するように「本当は3万人どころじゃないのではないか?」という説もある。

実は、これには「説得力のあるいくつかの理由」がある。

 

まず日本では、遺書がない突発的な自殺などは「変死」として処理されてしまうこと。

 

日本には年間15万人ほどの変死者数がいる。

WHOではその半分を自殺者としてカウントするらしく、そうすると実際の自殺者は11万人前後ということになる。

 

それから、日本には年間8万人前後の行方不明者がいること。

その中で、年間4,000〜5,000人は見つかっていないという。

事件に巻き込まれた以外にも、 ここに自殺者が含まれる可能性は高いと思われる。

 

2.

 

衝撃的な数字は他にもある。

 

自分は仕事で、不登校関係の案件を手掛けたことがあるが、 確か小中高の不登校者数は、17万人ぐらいに達していたと記憶している。

 

それから、内閣府の発表によると、引きこもり人数が全国で70万人、その予備軍が、155万人もいると推計された。

 

 なお、不登校者数に関しては、学校側が名簿などで把握しているため、ある程度信憑性がある。(といっても「心の病気」で休んでいる生徒は、カウントされていない可能性もある。例え、いじめなどが原因でも…)

しかし、引きこもり人数に関しては、あくまでも推計である点に注意しなければいけない。

 

これは「あくまでも分かっているだけの人数=推計」という意味であって、これ以上の引きこもり人数がいることはほぼ間違いないと考えてよい。

 

3.

 

これらの数字を、安直に結びつけたくはないが「実は密接に絡み合っているのではないか?」という思いを振り払うことができない。

 

…子供たちは、将来何の役に立つか分からない受験勉強などに忙殺される。

子供たちが、学ぶ意味という根本的な疑問を大人に投げつけても、大抵の場合はそれに対する納得のいく回答が得られるわけではない。

 

とにかく与えられたことをこなしていく、という環境の中で自らの人生をクリエイトする発想力を失い、そのままなんとなく働くという流れになる。

 

これに、早い段階で疑問を感じると、不登校になる。

子供たちにとって、必死の抗議であるが、次の一手をきちんと打てる子供だけではないと思う。

 

この閉塞状況の中で心を病むと、一部が「引きこもり」に突入することも少なくない。

現在は、大人でも引きこもりになる人がおり、引きこもりの高年齢化も懸念されている。

 

挫折や、自己実現の失敗によって、人生に嫌気がさし、自殺してしまう人も多いのではないか。実際に、自殺者10万人以上という数字を信じるのであれば、これはあまりにも異常な数である。

 

日本の、年間の死亡者数は130万人前後で、自殺者が10万人以上いるということは、少なくとも12人に1人が、自殺をしているということになる。

 

もちろん、明白な証拠は無い。

 

ただしこれが事実だとしても、公表されることは無いのではないか。

 

仮に、ごく一部の人間だけがそれを認識していたとしても。

 

今後もおそらく「年間の自殺者数は3万人」の前後で収め、発表されるだろう。

陰謀論というわけではなく、これ以上の正確な人数を、おそらく警察や行政も把握しきれないのだろう。

 

4.

 

ところで。

 

自分の周囲にいる、就職した後輩たちは、総じて「仕事を辞めたい」と言っている。

 

「今の子たちは堪え性がない」「すぐに辞めてしまう」などと先輩方はいうが、実は今の若い人たちの態度の方が正しいのではないか?と自分としては思い始めている。 

 

つまり、職場において「まともに考えて無理な要求をされている」ということである。

 

若者たちに辛抱強さや忍耐力がないというだけでは、全てを説明できないのではないかと思うようになっている。

 

…終身雇用がなくなり、大規模なリストラなどが伝えられるようになると、和気あいあいとした「家族的な会社」のイメージは崩壊した。

 

 会社=カンパニーは、もともと同じ釜の飯を食うというような意味である。 

 

しかし会社は競争の場となり、 自分の生き残りのためには他者を犠牲にしなければならないような大変グロテスクな場となっている。

これは学校においても同様だ。学校生活を経て、会社に入った人間は、心の休まる暇を与えられないまま60〜70まで働かされることになる。

これが人間的な生き方と果たして言えるだろうか?

 

おそらく90年代が、1つの過渡期で、このような競争からドロップアウトする勢力が生まれた。

 

彼らは当時、そして今、どこへいったのだろうか?

 

 

5.

 

最後にもう一つの数字を出してみたい。

2014年度までの5年間で、地方移住者の数が「4倍」に増加した。

地方移住者数は、年間既に1万人を超えていることになる。

 

 

やむを得ぬ事情で、また積極的な理由によって、ドロップアウトする人たちが出ている。

その一部は「地方移住者」となって、新たな生き方や、働き方を模索、あるいは実現している。

まずは人間的な生活を取り戻すこと。これが最重要課題だったのかもしれない。

 

そして、ドロップアウト組の中で、地方移住できなかった人たちは…。

自室という小宇宙の中で緩慢に自殺する「引きこもり」などになっているのかもしれない。

 

6.

 

日本は今、文明開花以来、経験のないほどの「制度疲労」にさらされているのだと思う。問題の根は、たぶんここにある。

 

文明開花・明治時代には、急速な西洋化・近代化が進んだが、それによる歪みや無理が、100年を経た今一気に噴出していると感じる。

 

 

ジョンレノンは 名曲「マザー」の歌詞の中で 、「俺は歩けないのに走ろうとした」と言っていたが、日本の状況も これに似ているのかもしれない。

 

 

歴史…そこに至るプロセスがないのに、手っ取り早く仕組み=システムだけを輸入し、無理矢理そこに自分たちを当てはめようとした。

 

まるで自分の体型に合わない洋服に体を押し込むように。

 

それは、教育、働き方、ものの考え方、価値観、生き方など、様々な面で私たちを拘束している。

 

 

私たちは、たぶんもう走れない。

 

自殺者数が、不登校・ひきこもり人数が、地方移住者数が、それを物語っている。

 

それなら。

 

…立ち止まろう。

 

あるいは歩くことからはじめよう。